防錆シート「プロップガード」のご紹介
防錆シート「プロップガード」とは
高速道路に付帯する鋼製防護柵支柱の地際部は、長年の自然現象により腐食が進行し支柱肉厚が減少し、外力にやがて耐えられなくなってまいります。
そこで高速道路総合研究所・東日本道路株式会社本社、技術部技術企画課のご指導の下、恒久的な防蝕対策として【防錆シート「プロップガード」】の開発に成功しました。
写真は支柱埋設部がマイクロセル現象により、金属腐食が進行した状態です。
製品の特性
耐候性・耐熱性・耐寒性に優れている
外装にETPゴムを使用
気密性に優れ、水の浸食を防止
軟質系で弾力があり、気密に密着して雨水の浸食を防止
変形支柱にも万能対応
形状・寸法に万能に対応し、特性の受注対応が可能
製品の材質と特長
- 表面になるEPT (EPDM 以下 EPT)ゴムは、その性能については主鎖が科学的に安定な飽和炭化水素から出来ている為、日光やオゾンによる分子主鎖切断による劣化が生じにくい。状態試験、熱老化試験、圧縮永久ひずみのデータを見ても、耐候、耐熱、耐寒性に優れた材質とされている。
- 未加硫ブチルゴムは、防錆効果、耐ガス透過性が特に優れ、耐酸性、耐候性、耐オゾン性が良好のゴムシートである。
- このEPTゴムとブチルゴムは同質系であり速やかに気密に合板が出来る。さらにEPTゴムとブチルゴムの密着性が強い相性の良いものを選定している。それは合わせ目の接着性を強くすることで、施工後剥がれる事がなく長期にわたり防錆効果を発揮するためである。
プロップガードの形状
東日本・中日本・西日本高速道路株式会社の設計要領 第5集 交通安全施設編【防護柵施設要領】に基づき200mm幅とし、地上50mm、土中150mmの地際部に取り付ける仕様となっています。
「鋼製防護柵支柱防錆材料の試験方法NEXCO808-2008」に基づき、財団法人日本塗料検査協会に於いて試験を修了し、防錆効果を確認いたしております。
粘着テープの性能
試験方法 物性試験結果はJIS Z 0237及び1528に準ずる試験方法で定めております。
EPTゴムシートの性能
試験方法 JIS K 6250 (加硫ゴム物理試験方法)に準ずる試験方法で定めております。
出荷・梱包方法
防錆シートは各寸法に合わせ、重ねて梱包します。
梱包数は一箱あたり50枚を目安とします。
お問い合せ
お電話またはEmailにてお受けいたします。
杉中機材株式会社
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